声のメカニズム(1) ~ 精巧な管楽器 ~
- 2018/03/27
- 17:00
普段、何気なく喋っていて、そして聞いている“声”。
家族や恋人、友人との会話、学校の講義や仕事でのコミュニケーション。
人間生活は、“声”が無くては成り立たないですね。
声に乗って皆さんに伝えられる“言葉”は、人が生きていく上で最も重要な情報
伝達手段であるだけでなく、人々の感情をも大きく左右するものです。
親が子にかける愛情あふれる言葉
恋人同士の愛のささやき
たった一言がきっかけで、堅く結び付いた友情
それはもはや、単なる“言葉”ではなく、その時の声の大きさや喋り方など、
様々な声のバリエーションによる相乗効果で、相手の心の中に深く、強く響き
渡るのです。
話している相手の表情やスキンシップの方が重要ですって?
はい、確かに、これらも重要です。
でも、電話という機械を考えてみてください。
電話は声だけしか送ることが出来ないのに、その人の心の情景をとても正確に
伝えてくれませんか?
恋人との電話で、愛や恋を感じたことはありませんか?
ない?
う~ん・・・ガ、ガンバッテ・・・!
この、とても重要な“声”というもの、実は物凄く複雑で精巧な「管楽器」で作られて
いるのです。
そう、人間は皆、いつも超精巧な管楽器を持ち歩いているのですよ。
管楽器とは?
トランペットやホルンなどの管楽器の構造を考えてみましょう。
息の吹き込み口の先は、管状になっていますね?
吹き込んだ息が管の中の壁に当たって、跳ね返って、音となって出てくるわけです。
音程を変えるときは、管に空いた穴を抑えて空気の吹き出し口を調整したり、
バルブを押して管の中の形を変えたり、管をスライドさせて管の長さを変えたり・・・
様々な方法で空気の通り道の形を変えているのです。
そうなんです!
もうすでに、音や聴覚のメカニズムをご存じの、このブログの読者の皆さんなら、
お分かりでしょう。
空気の通り道である管の形が変わると、出てくる音の周波数が
変化するのです。
はい、人間がいつも持ち歩いている超精巧な管楽器の正体は、肺や気管の先、
喉(のど)から唇までにある、喉(のど)、口の中(口腔と言います)、鼻の穴など
から出来ている
声道(せいどう)
と呼ばれる空気の道のことなのです。
つづく-> 声のメカニズム(2) ~ 空気の冒険 Part1 ~
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家族や恋人、友人との会話、学校の講義や仕事でのコミュニケーション。
人間生活は、“声”が無くては成り立たないですね。
声に乗って皆さんに伝えられる“言葉”は、人が生きていく上で最も重要な情報
伝達手段であるだけでなく、人々の感情をも大きく左右するものです。
親が子にかける愛情あふれる言葉
恋人同士の愛のささやき
たった一言がきっかけで、堅く結び付いた友情
それはもはや、単なる“言葉”ではなく、その時の声の大きさや喋り方など、
様々な声のバリエーションによる相乗効果で、相手の心の中に深く、強く響き
渡るのです。
話している相手の表情やスキンシップの方が重要ですって?
はい、確かに、これらも重要です。
でも、電話という機械を考えてみてください。
電話は声だけしか送ることが出来ないのに、その人の心の情景をとても正確に
伝えてくれませんか?
恋人との電話で、愛や恋を感じたことはありませんか?
ない?
う~ん・・・ガ、ガンバッテ・・・!
この、とても重要な“声”というもの、実は物凄く複雑で精巧な「管楽器」で作られて
いるのです。
そう、人間は皆、いつも超精巧な管楽器を持ち歩いているのですよ。
管楽器とは?
トランペットやホルンなどの管楽器の構造を考えてみましょう。
息の吹き込み口の先は、管状になっていますね?
吹き込んだ息が管の中の壁に当たって、跳ね返って、音となって出てくるわけです。
音程を変えるときは、管に空いた穴を抑えて空気の吹き出し口を調整したり、
バルブを押して管の中の形を変えたり、管をスライドさせて管の長さを変えたり・・・
様々な方法で空気の通り道の形を変えているのです。
そうなんです!
もうすでに、音や聴覚のメカニズムをご存じの、このブログの読者の皆さんなら、
お分かりでしょう。
空気の通り道である管の形が変わると、出てくる音の周波数が
変化するのです。
はい、人間がいつも持ち歩いている超精巧な管楽器の正体は、肺や気管の先、
喉(のど)から唇までにある、喉(のど)、口の中(口腔と言います)、鼻の穴など
から出来ている
声道(せいどう)
と呼ばれる空気の道のことなのです。
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- カテゴリ:「伝わる」技術
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