～ファスナーの音４～ 音を目で見る

この記事は、

音を目で見る ～意外な音の影響を調べる～
音を目で見る ～聴覚心理的に見てみる～

と併せてお読みください。

連載で、２種類のファスナーの開閉音を、

一般的な音響分析法とオトデザイナーズ独自の聴覚心理的分析法で調べています。

まずは、ファスナーAの開閉音　と　ファスナーBの開閉音　を、FFT分析 と呼ばれる、

音の分析の世界では最も一般的な方法で分析し、前回は、オトデザイナーズが得意な聴覚心理的分析法

エキサイテーションパターン
（聴神経興奮パターン）

という方法で、ファスナーＡの開閉音（エキサイテーションパターン）を分析しました。

今回は、当然、エキサイテーションパターンで、

ファスナーＢの開閉音

音を目で見ちゃいましょう！
（エキサイテーションパターンについては、音を目で見る ～聴覚心理的に見てみる～　を参照！）



なるほど！

ファスナーＢの開閉音にも、高い周波数成分が、それなりに見られますね。

そして、FFTで見た時には、低い周波数の縞模様がぼやけているような感じがしましたが、

エキサイテーションパターンで見ると、倍音構造は高い周波数域まで伸びてはいませんが、

低い周波数域ではしっかりと出ているようです。

↓参考までに、ファスナーＢの開閉音のＦＦＴ分析の結果をもう一度↓



上のエキサイテーションパターンで見ると、低い500Hz～1000Hzあたりの成分が力強い感じです。

高い周波数もFFTで見るよりは出ているようですが、やはり、低い周波数の力強さが、

際立っていますね。

ゴーとかゾーに近いような、やや低めの力強い感じの音です。

頼りになりそうなイメージを与えてくれそうな音ですね。

次回は、ファスナーＡとファスナーＢが、
それぞれどんなファスナーだったのか？
答えをお見せしましょう。

つづく-> ～ファスナーの音５～　音を目で見る

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