親が喜ぶ話し方 ここまでをまとめ読み その5
- 2021/09/17
- 12:00
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のつづきです。
前回は、あなたの親御さんが「早口で話されるとついていけない」という状態になって
きている?と思ったとして、それは認知症の初期症状なのではなく、加齢による聴覚の
周波数分解能の低下が最大の要因である可能性が高いので、まずは極端なくらいに、
ゆっくりと話してあげることが重要だ、というお話をしました。
無自覚な加齢性難聴の代表的な5つの特徴の5つ目です。
今回の特徴は、みんな気が付いていないけど、40歳を過ぎ
てる人は、ほぼ間違いなく全員が、多少は、この影響を受け
ているはず、という症状です。
ちょっとした騒音で
言葉が聞き取れなくなる
というのは、ここまで本シリーズを読んできてくださった皆さん
には、自然に想像できる症状なのではないでしょうか?

そう、人間の耳に入ってくる音(声)は様々な周波数成分が
混ざり合って出来ていて、人間の耳(内耳)は、耳に入ってきた
音がどんな周波数成分で出来ているかを分析して、
その結果を脳へ送っているのでしたね?
人間の脳は、その分析結果を受け取って、そこから言葉の内容を
聞き取り、聞き分け、理解しているのでした。
そして、年を取ってくると、この内耳の分析能力が衰えてきます。
衰えてくると、音の違いの聞き分け(言葉の聞き分けなど)が
なかなか出来なくなってくるのです。
この分析能力のピークは20歳くらいで、そのあとは自然に衰えて
いきます。
そうすると、だいたい40歳くらいから、日常生活や仕事に、何らかの
悪影響が出てくるのです。
でも、
耳に入ってくる音が
声(言葉)だけなら
まだ何とかなります
問題なのは、声(言葉)以外の騒音、雑音が一緒に
耳に入ってきた時なのです。
ここでいう騒音、雑音というのは、なにも工事現場の騒音の
ような、誰もが耳を塞ぎたくなるような大音量の騒音のこと
ではありません。
あなたのお父さん、お母さんの日常生活の中に普通にある
様々な音、例えば、
クーラーなどの空調機の音
換気扇や食洗器の音
お店などで流れているBGM
レストランなどでのガヤガヤ声
などなどが、
聞こえるはずの
言葉の聞き取りを
大きく阻害する
のです。

↓の動画で、駅の中で聞こえるアナウンスが、加齢性難聴に
なるとどのように聞こえるのか体験してみてください。
言葉の内容どころか、アナウンスがあること自体が、
分からなくなってしまうでしょう?
↓↓つづきはこちらから↓↓
親が喜ぶ話し方 ここまでをまとめ読み その5
- テーマ:対人コミュニケーション
- ジャンル:ビジネス
- カテゴリ:加齢性難聴
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