親が喜ぶ話し方 ~無自覚難聴の5つの特徴③(後篇) 言葉の聞き分けができない~
- 2021/08/19
- 12:00
想いやりトークチャンネル【騒音の中の言葉って 年配の人には どう聞こえるの?】
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のつづきです。
前回は、日常生活や仕事でのコミュニケーションという観点で考えると、
最も悪影響が大きいと言える3つ目の特徴の前編として、あまり知られて
いないけれども、加齢性難聴による周波数分解能の低下によって、
言葉は聞こえるけど、聞き分けができないという特徴があるのだ、という
お話をしました。
今回は、「言葉の聞き分けができない」の後編になります。
前回、言葉は聞こえているのに、聞き分けが出来ないというのは、
加齢性難聴による周波数分解能の低下が原因であるという
お話しをしました。
まず、言葉(声)に限らず、全ての音は様々な周波数成分が
混じり合って出来ています。
音の違い、言葉の違いなどは、多くの場合、この周波数成分の
混ざり方の度合いの違いで決まります。
人間は、耳の穴の奥にあるカタツムリのような形をしている
内耳(蝸牛)と呼ばれる器官で、耳に入ってきた音の周波数成分を
分析し、その混ざり方の度合いを脳に送っています。
脳は、内耳から受け取った周波数成分の情報から、言葉を聞き分け、
理解しているのです。

で、
加齢性難聴になると、内耳の機能が衰えてきます。
衰えてくると、耳に入ってきた音に含まれる周波数成分の分析が
上手くできなくなります(これを周波数分解能の低下と呼びます)。
そうすると、脳に正確な情報が伝わらなくなり、言葉の聞き分けが
出来なくなるのです。
前回とは違う↓の動画の音を聞いて、周波数分解能が低下すると、
どのように聞こえるのか体験してみてください。
↑のクイズ形式の動画で、一発で正解が分かった人はいるでしょうか?
おそらく、いないのでは?
気を付けて欲しいのは、この症状がある人は、声は聞こえているので
反応、応答はします。
しかし、言葉が聞き分けられないので、おかしな返答をしてしまったり、
誤解などが多くなるので、
認知症初期症状と
間違われやすいのです
↓↓つづきはこちらから↓↓
親が喜ぶ話し方 ~無自覚難聴の5つの特徴③(後篇) 言葉の聞き分けができない~
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- テーマ:対人コミュニケーション
- ジャンル:ビジネス
- カテゴリ:加齢性難聴
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