オトのモノやサービスにおける活用 Part10(布団、クッション、衣類編)
- 2013/10/09
- 17:51
オトのモノやサービスにおける活用 Part1
オトのモノやサービスにおける活用 Part2
オトのモノやサービスにおける活用 Part3(電話編)
オトのモノやサービスにおける活用 Part4(携帯編)
オトのモノやサービスにおける活用 Part5(サウンドロゴ編)
オトのモノやサービスにおける活用 Part6(商品のオト編)
オトのモノやサービスにおける活用 Part7(音の生活マップ編)
オトのモノやサービスにおける活用 Part8(キーグラフ解析編)
オトのモノやサービスにおける活用 Part9(オノマトペ編)
の続きです。
これまでのシリーズで、様々な視点から、オト(人間の聴覚)のモノやサービスへの
活用についてお話して来ました。
今回からは、オトを利用した、一般の方には意外とも思える商品開発事例を、
いくつかご紹介していきましょう。
なぜ今までオトに注意を向けなかったんだ?と
目からウロコの話もあると思います。
で、今回は、布団、クッション、衣類などです。
これらの製品は「肌に触れる」のが特徴です。
肌にモノが触れると、特にそれが顔に近ければ近いほど、人間は非常に大きな音で
「衣擦れ音」を聞くことになります。
皮膚と肌を通して、直接、人間の内耳に音が伝わる「骨伝導」という現象で、
触れている本人にだけ、とても大きな音で聞こえるのです。
一方で、多くの場合に、聴覚>触覚 という構図があるのをご存知でしょうか?
簡単に言うと、聞こえる音によって、触った感じが大きく変わる ということです。
ある種の場面においては、オト(聴覚)で、触り心地を支配できるのです。
ある大学で、モノを指で触らせながら、触ったオトを特殊な処理で変換して
ヘッドフォンで聞かせる実験を行いました。
つまり、スベスベのモノを触らせながら、オトでは「ザラザラ」とした感じのオトを
聞かせるとかです。
(もちろん、その逆のパターンも行いました)
結果、スベスベの、例えばテーブルの表面などを触っているのに、
その動きに合わせて「ザラザラ」というオトを聞かせると、その人は、
まるでサンドペーパーに触っているような感覚 になったそうです。
その逆、ザラザラしたものを触りながら、「キュッキュッ」というオトを聞かせると、
スベスベ、ツルツルしたものを触っているよな感覚になる場合もあります。
これらの結果を踏まえると、
クッションや布団、衣類などの、触り心地、着心地は、
肌に触れたときのオトをコントロールすることで、
かなり変えることが出来る
ということが分かりますね。
つづく-> オトのモノやサービスにおける活用 Part11(文房具編)
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活用についてお話して来ました。
今回からは、オトを利用した、一般の方には意外とも思える商品開発事例を、
いくつかご紹介していきましょう。
なぜ今までオトに注意を向けなかったんだ?と
目からウロコの話もあると思います。
で、今回は、布団、クッション、衣類などです。
これらの製品は「肌に触れる」のが特徴です。
肌にモノが触れると、特にそれが顔に近ければ近いほど、人間は非常に大きな音で
「衣擦れ音」を聞くことになります。
皮膚と肌を通して、直接、人間の内耳に音が伝わる「骨伝導」という現象で、
触れている本人にだけ、とても大きな音で聞こえるのです。
一方で、多くの場合に、聴覚>触覚 という構図があるのをご存知でしょうか?
簡単に言うと、聞こえる音によって、触った感じが大きく変わる ということです。
ある種の場面においては、オト(聴覚)で、触り心地を支配できるのです。
ある大学で、モノを指で触らせながら、触ったオトを特殊な処理で変換して
ヘッドフォンで聞かせる実験を行いました。
つまり、スベスベのモノを触らせながら、オトでは「ザラザラ」とした感じのオトを
聞かせるとかです。
(もちろん、その逆のパターンも行いました)
結果、スベスベの、例えばテーブルの表面などを触っているのに、
その動きに合わせて「ザラザラ」というオトを聞かせると、その人は、
まるでサンドペーパーに触っているような感覚 になったそうです。
その逆、ザラザラしたものを触りながら、「キュッキュッ」というオトを聞かせると、
スベスベ、ツルツルしたものを触っているよな感覚になる場合もあります。
これらの結果を踏まえると、
クッションや布団、衣類などの、触り心地、着心地は、
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