高齢者応対技術と補聴器(ここまでをまとめ読み! その5)
- 2017/04/28
- 12:03
高齢者応対技術と補聴器(ここまでをまとめ読み!)
高齢者応対技術と補聴器(ここまでをまとめ読み! その2)
高齢者応対技術と補聴器(ここまでをまとめ読み! その3)
高齢者応対技術と補聴器(ここまでをまとめ読み! その4)
の続きです。
ところで、お客様が補聴器をしていたら、どのように接したら良いでしょうか?
以前にも書きましたが、高齢者に大声で話しかけるのは良いことではありません。
音自体、声自体が聞こえているようであれば、それ以上声を大きくする必要は
ありませんし、かえって逆効果です。
さらに、電話での大声は、
厳禁
です。
お客様が補聴器を使用していらっしゃったら?

多くの人は、
この人は耳が悪いんだ!
と考えて、大きな声で話しかけようとします。
でも、これもまた逆効果なのです。
基本的に、補聴器を使用しているに話しかけるときの声の大きさは、
普通の大きさ
でOKです。
つまり、あなたが普段、家族や職場の仲間と会話するときの
大きさで良いのです。
大切なのは、声の大きさではないのです。
当たり前の話ですが、補聴器は、着けている人の聴力の不足分を
補ってくれる器械です。
だから、補聴器を付けているということは、聴力自体は、
ほぼ正常に近い状態
になっているはずです。
そこに大きな声で話しかけたら、
それはもう大き過ぎるのです
ですが、ここで「聴力」とは何でしょうか?
聴力とは、
その人に聞こえる一番小さな音のレベル
です。

補聴器は、これを正常に近い状態まで持っていってくれるのです。
だから、大きい声は必要ないと。
そうなると、今度は、補聴器を着けている人がいると、
普段と変わらずに話しかければ良いんだ!
と思ってしまう人が出てきます。
でも、残念ながら、これも正しいとは言えません。
なぜなら、補聴器は
聴力を正常に近い状態にするに過ぎない
からです。
聴力を正常に戻すということは、音量をちょうどよくしてくれるということです。
もちろん、ただ単に音量を上げるだけでなく、うるさすぎないように、
音の出力レベルに制限をかけたり、特に聴力が落ちている周波数の
音だけを強調したりと、今の補聴器には様々な工夫がなされています。
だから、補聴器を、正しく調整してさえもらえれば、多くの人が、生活や
仕事で快適な思いをできるはずです。

ただし、
高齢者の聞こえは、単に音量を上げれば、若いころと変わらずに
聞こえるようになるというほど単純ではありません。
現代の補聴器には、残念ながら、まだ、
高齢者の聞こえを若いころの
聞こえに戻すだけの能力はありません。
補聴器で、音量は調整してもらえているはず。
でも、若いころの聞こえに戻っているわけではない。
では、どういう風に聞こえてしまっているのか?
これを知ることが、大切なのです。

それが、当ブログで繰り返し紹介している↓の動画で分かるのです。
このような、ぼやけたような、歪んだような聞こえをクリアにする
技術は、残念ながら、現代の補聴器には、まだありません。
もちろん、補聴器をしていない高齢のお客様には、ある程度大きめの声で
お話しする必要はあるでしょう。
しかし、補聴器をしていても、していなくても、いずれにしても、このような
聞こえになってしまっていることに変わりはないのです。
つづく-> 高齢者応対技術と補聴器(ここまでをまとめ読み! 最終回)
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以前にも書きましたが、高齢者に大声で話しかけるのは良いことではありません。
音自体、声自体が聞こえているようであれば、それ以上声を大きくする必要は
ありませんし、かえって逆効果です。
さらに、電話での大声は、
厳禁
です。
お客様が補聴器を使用していらっしゃったら?

多くの人は、
この人は耳が悪いんだ!
と考えて、大きな声で話しかけようとします。
でも、これもまた逆効果なのです。
基本的に、補聴器を使用しているに話しかけるときの声の大きさは、
普通の大きさ
でOKです。
つまり、あなたが普段、家族や職場の仲間と会話するときの
大きさで良いのです。
大切なのは、声の大きさではないのです。
当たり前の話ですが、補聴器は、着けている人の聴力の不足分を
補ってくれる器械です。
だから、補聴器を付けているということは、聴力自体は、
ほぼ正常に近い状態
になっているはずです。
そこに大きな声で話しかけたら、
それはもう大き過ぎるのです
ですが、ここで「聴力」とは何でしょうか?
聴力とは、
その人に聞こえる一番小さな音のレベル
です。

補聴器は、これを正常に近い状態まで持っていってくれるのです。
だから、大きい声は必要ないと。
そうなると、今度は、補聴器を着けている人がいると、
普段と変わらずに話しかければ良いんだ!
と思ってしまう人が出てきます。
でも、残念ながら、これも正しいとは言えません。
なぜなら、補聴器は
聴力を正常に近い状態にするに過ぎない
からです。
聴力を正常に戻すということは、音量をちょうどよくしてくれるということです。
もちろん、ただ単に音量を上げるだけでなく、うるさすぎないように、
音の出力レベルに制限をかけたり、特に聴力が落ちている周波数の
音だけを強調したりと、今の補聴器には様々な工夫がなされています。
だから、補聴器を、正しく調整してさえもらえれば、多くの人が、生活や
仕事で快適な思いをできるはずです。

ただし、
高齢者の聞こえは、単に音量を上げれば、若いころと変わらずに
聞こえるようになるというほど単純ではありません。
現代の補聴器には、残念ながら、まだ、
高齢者の聞こえを若いころの
聞こえに戻すだけの能力はありません。
補聴器で、音量は調整してもらえているはず。
でも、若いころの聞こえに戻っているわけではない。
では、どういう風に聞こえてしまっているのか?
これを知ることが、大切なのです。

それが、当ブログで繰り返し紹介している↓の動画で分かるのです。
このような、ぼやけたような、歪んだような聞こえをクリアにする
技術は、残念ながら、現代の補聴器には、まだありません。
もちろん、補聴器をしていない高齢のお客様には、ある程度大きめの声で
お話しする必要はあるでしょう。
しかし、補聴器をしていても、していなくても、いずれにしても、このような
聞こえになってしまっていることに変わりはないのです。
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