ここまでをまとめ読み2 ~ 高齢者(シニア世代)とのコミュニケーション ~
- 2015/10/29
- 12:06
ここまでをまとめ読み! ~ 高齢者(シニア世代)とのコミュニケーション ~
も併せてどうぞ。
高齢者(シニア)は、年とって頭がボケてきてるから、まともにコミュニケーションが
取れないと思っていませんか?
高齢になって来ると、脳の反応速度が徐々に落ちて行く傾向があることは確かでしょう。
しかし、それよりも、聴覚の能力が大きく落ちて行くのです。
高い周波数の音が加齢とともに聞こえ難くなって行くのは良く知られています。
体温計の音やインターフォンの音などは、ドンドン聞こえ難くなっていきます。
リクルートメント現象といって、小さい音は聞こえないけど、大きい音は普通と同じか、それ以上に
うるさく感じる症状もあります。
呼びかけても返事をしないから大声を出したら「うるさい!」って言われてしまうなんてケース、ありますよね?
音の周波数分解も低下します。
つまり、高い音、低い音の聞き分けが上手く出来なくなってくるのです。
これがあると、言葉の聞き分けがとても難しくなります。

そして、今回は、
時間分解能の低下
について、お話します。
これは、早口で喋られるると理解できなくなる症状です。
お年寄りには、最近のテレビに出ている若い芸人さんが、何を言っているか分からないという人が
多いようです。
年寄りだから、今風のギャグは理解できないんだろうな
って思っていませんか?
そういう傾向もあるでしょうが、多くの年配者は、それ以前に、あの早口でまくしたてるギャグが聞き
分けられないのです。
これは、脳の中の情報の処理スピードが加齢によって落ちているという人がいます。
それが無いとは言いませんが、それよりも、上に書いた、高周波数の聴力の低下、リクルートメント
現象、周波数分解能の低下などを考えてください。
耳に入ってきた音の情報量が減ったり、ひずんだり・・・
そんな音情報が耳から脳に送られれば、その内容を理解するのに時間がかかるのも当然でしょう?
頭がボケちゃってるからじゃないんですよ!
まだ聞いてない人は、↓を聞いて、実感してみてください。
加齢によって現れる様々な聴覚の機能低下を、知識として、しっかりと知っていてください。
高齢者とのコミュニケーション
それを知らないと、高齢者(シニア)をバカにしてしまったり、不必要な気を使ったりして、
コミュニケーションが円滑に行かなかったり、ダンダンと疎遠になってしまったりするのです。
ネット上で、高齢者とのコミュニケーションに関して検索してみると、実に様々なサイトがヒットします。
中には、接客やマナーに関するセミナーの類も多いですね。
そういったものを見ていると、
大部分が精神論
です。
優しく接しましょう
とか
丁寧に説明しましょう
とか・・・
当ブログを読んでくださっている皆さんには、既に、お分かりでしょうね?
優しい気持ちが不必要なわけはありません。
そんなことは、誰にだって分かります!
そんな話、お金を払って聞く価値はありません!

それ以前に必要なのは、正しい知識と、その根拠と、そして、
具体的にどうすれば良いのか
という実践的な方法です!
例えば、高校野球を考えてみましょう。
甲子園に出てくるような強豪校の選手たちは、皆、高校生とは思えないような精神力です。
礼節をわきまえている選手も多いと聞きます。
やはり、あそこまで行くには
高い精神性
が必要なのでしょう。

しかし、では、彼らは、野球に関する知識や技術を身に着けずに、精神論だけを学んで甲子園まで
来たのでしょうか?
違いますよね?
気の遠くなるような練習の中で学び、身につけてきた知識と技術に強い精神力が伴ったときに、
あのような素晴らしいプレーが産み出されるのです。
高齢者(シニア)とのコミュニケーションも
同じです!!
精神論だけでは、
より良いコミュニケーションは
実現しないのです。
ここまで、この記事のシリーズでは、高齢者の聞こえの特徴、特性についてお話してきました。
これらで、まずは、高齢者の聞こえに関する基礎知識は身に付きました。
まず、この時点で、
驚いた
方も多いことでしょう。
耳が遠いって、単に大きい声を出せばよいと思っていませんでしたか?
実際、↑の動画のような音で、しかも音量をすごく小さくしたような状態が大部分です。
ですから、大きい声を出さなければ聞こえないことは事実です。
でも、↑の動画を見て、聞いてもらえれれば分かると思いますが、
あれが単に大きくなっただけなら?
うるさいだけで、言葉の内容は分かりませんよね?
コミュニケーションがストレスになるだけです。
だから、知識の上に、どうすればよいのか?の技術も必要になるのです。
それを皆さんに伝えて行くのが、
オトデザイナーズのミッション

なんです!
さて、それでは、具体的な方法とは、どういうことでしょうか?
そこで、今回からは、具体的に、どのようにコミュニケーションを取れば良いのかという実践的な方法について、
お話して行きましょう。
まずは、単純ですが、
ゆっくり、ハッキリ
話すのが基本中の基本です。
↑の動画のような状態で聞こえている人に、大声で話しかけても、
かえって不快になるだけで
何も伝わりません。
言葉は伝わらないけれど、相手が大声でしゃべっているのは分かります。
だから、感情的な軋轢(あつれき)が増すだけなのです。
でも、ゆっくりはできても、ハッキリは難しい?

だったら、口を大きく開けて しゃべるように心がけてください。
それだけでも、グンと「伝わる」ようになります。
つづく-> ここまでをまとめ読み3 ~ 高齢者(シニア世代)とのコミュニケーション ~
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高齢者(シニア)は、年とって頭がボケてきてるから、まともにコミュニケーションが
取れないと思っていませんか?
高齢になって来ると、脳の反応速度が徐々に落ちて行く傾向があることは確かでしょう。
しかし、それよりも、聴覚の能力が大きく落ちて行くのです。
高い周波数の音が加齢とともに聞こえ難くなって行くのは良く知られています。
体温計の音やインターフォンの音などは、ドンドン聞こえ難くなっていきます。
リクルートメント現象といって、小さい音は聞こえないけど、大きい音は普通と同じか、それ以上に
うるさく感じる症状もあります。
呼びかけても返事をしないから大声を出したら「うるさい!」って言われてしまうなんてケース、ありますよね?
音の周波数分解も低下します。
つまり、高い音、低い音の聞き分けが上手く出来なくなってくるのです。
これがあると、言葉の聞き分けがとても難しくなります。

そして、今回は、
時間分解能の低下
について、お話します。
これは、早口で喋られるると理解できなくなる症状です。
お年寄りには、最近のテレビに出ている若い芸人さんが、何を言っているか分からないという人が
多いようです。
年寄りだから、今風のギャグは理解できないんだろうな
って思っていませんか?
そういう傾向もあるでしょうが、多くの年配者は、それ以前に、あの早口でまくしたてるギャグが聞き
分けられないのです。
これは、脳の中の情報の処理スピードが加齢によって落ちているという人がいます。
それが無いとは言いませんが、それよりも、上に書いた、高周波数の聴力の低下、リクルートメント
現象、周波数分解能の低下などを考えてください。
耳に入ってきた音の情報量が減ったり、ひずんだり・・・
そんな音情報が耳から脳に送られれば、その内容を理解するのに時間がかかるのも当然でしょう?
頭がボケちゃってるからじゃないんですよ!
まだ聞いてない人は、↓を聞いて、実感してみてください。
加齢によって現れる様々な聴覚の機能低下を、知識として、しっかりと知っていてください。
高齢者とのコミュニケーション
それを知らないと、高齢者(シニア)をバカにしてしまったり、不必要な気を使ったりして、
コミュニケーションが円滑に行かなかったり、ダンダンと疎遠になってしまったりするのです。
ネット上で、高齢者とのコミュニケーションに関して検索してみると、実に様々なサイトがヒットします。
中には、接客やマナーに関するセミナーの類も多いですね。
そういったものを見ていると、
大部分が精神論
です。
優しく接しましょう
とか
丁寧に説明しましょう
とか・・・
当ブログを読んでくださっている皆さんには、既に、お分かりでしょうね?
優しい気持ちが不必要なわけはありません。
そんなことは、誰にだって分かります!
そんな話、お金を払って聞く価値はありません!

それ以前に必要なのは、正しい知識と、その根拠と、そして、
具体的にどうすれば良いのか
という実践的な方法です!
例えば、高校野球を考えてみましょう。
甲子園に出てくるような強豪校の選手たちは、皆、高校生とは思えないような精神力です。
礼節をわきまえている選手も多いと聞きます。
やはり、あそこまで行くには
高い精神性
が必要なのでしょう。

しかし、では、彼らは、野球に関する知識や技術を身に着けずに、精神論だけを学んで甲子園まで
来たのでしょうか?
違いますよね?
気の遠くなるような練習の中で学び、身につけてきた知識と技術に強い精神力が伴ったときに、
あのような素晴らしいプレーが産み出されるのです。
高齢者(シニア)とのコミュニケーションも
同じです!!
精神論だけでは、
より良いコミュニケーションは
実現しないのです。
ここまで、この記事のシリーズでは、高齢者の聞こえの特徴、特性についてお話してきました。
これらで、まずは、高齢者の聞こえに関する基礎知識は身に付きました。
まず、この時点で、
驚いた
方も多いことでしょう。
耳が遠いって、単に大きい声を出せばよいと思っていませんでしたか?
実際、↑の動画のような音で、しかも音量をすごく小さくしたような状態が大部分です。
ですから、大きい声を出さなければ聞こえないことは事実です。
でも、↑の動画を見て、聞いてもらえれれば分かると思いますが、
あれが単に大きくなっただけなら?
うるさいだけで、言葉の内容は分かりませんよね?
コミュニケーションがストレスになるだけです。
だから、知識の上に、どうすればよいのか?の技術も必要になるのです。
それを皆さんに伝えて行くのが、
オトデザイナーズのミッション

なんです!
さて、それでは、具体的な方法とは、どういうことでしょうか?
そこで、今回からは、具体的に、どのようにコミュニケーションを取れば良いのかという実践的な方法について、
お話して行きましょう。
まずは、単純ですが、
ゆっくり、ハッキリ
話すのが基本中の基本です。
↑の動画のような状態で聞こえている人に、大声で話しかけても、
かえって不快になるだけで
何も伝わりません。
言葉は伝わらないけれど、相手が大声でしゃべっているのは分かります。
だから、感情的な軋轢(あつれき)が増すだけなのです。
でも、ゆっくりはできても、ハッキリは難しい?

だったら、口を大きく開けて しゃべるように心がけてください。
それだけでも、グンと「伝わる」ようになります。
つづく-> ここまでをまとめ読み3 ~ 高齢者(シニア世代)とのコミュニケーション ~
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- ジャンル:ビジネス
- カテゴリ:「伝わる」技術
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